A Study of Collaboration with School and Museum for Children Using Materials "Min-packs"

学習指導要領の改訂を受け、学校行事の一環として教科内容に関連した探究学習等を行うことを主な目的とし、博物館を利用する小学校が増えてきている。しかし、館内での学習活動は児童が個々に自由行動をし、学校での事前指導で学習した展示品の解説パネルの内容を写すという形態が多いように思われる。一方の博物館では、研究員(学芸員)が児童に説明を行うことがあるが、専門的な内容が多くみられたり、児童向けのパンフレットや解説パネルが準備されていない所もある。このような状況から、新たな試みとして学校向けの出前授業を始めた博物館がいくつかある。数多くの資産を有する博物館の利点を充分に活かし、学習教材として活用することは、学校と博物館にとって今後重要な視点になると思われる。そこで本研究では、小学校と博物館が児童の学習において、連携して取り組める授業形態とその指導方法について、実践授業を通して考察する